4月に行われた、十勝管内4校の学力テストの平均点を計算してみると、421名の平均点が推計250点でした。
<得点の分布>
点数 | 450 ~500 | 400 ~449 | 350 ~399 | 300 ~349 | 250 ~299 | 200 ~249 | 150 ~199 | 100 ~149 | 50 ~99 | 0 ~49 |
人数(名) | 7 | 28 | 49 | 58 | 65 | 57 | 70 | 71 | 16 | 0 |
割合 (%) | 1.66 | 6.65 | 11.64 | 13.78 | 15.44 | 13.54 | 16.63 | 16.86 | 3.80 | 0.00 |
今回のテストでいえば、柏葉志望者は375点以上。三条志望者は350点以上。緑陽志望者で300点以上が目安になります。
<各教科の平均点の推計>
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 |
71点 | 48点 | 53点 | 38点 | 40点 | 250点 |
理科の平均点が最低です。この状況がしばらく続いています。今回は、英語の平均点が下がり、学校によっては理科よりも低い学校がありました。受けた生徒の感覚では、理科よりも英語の難易度のほうが高く感じた生徒が多かったと思います。平均点で英語が理科を上回った要因は、記号問題で偶然正解する確率が英語のほうが、高いためだと推測できます。
英語の問題自体の完成度に問題があったと思います。特に大問4は、一部試験中に訂正が入ったようですが、訂正箇所以外にも、代名詞の使い方に文法的な誤りがあったと思います。また、穴埋め問題では、学校で使用している教科書に不記載の表現が正答となっている問題が2題ありました。
作問はとても難しいもので、ミスがあることを疑いながら、第三者によるチェックを二重三重にしてほしいものです。
普段から、自分が納得するまで考えるタイプの生徒は、この問題で時間を奪われて、大問5や大問6に適正な時間配分で出来なかったと思います。「分からない問題は飛ばして、分かる問題から解く」という姿勢が、テストのコツかもしれませんが、「納得したい」という気持ちに拘る姿勢を矯正することは、何か大切な芽を摘むことのような気もします。
<当塾生18名の平均点>
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 |
84点 | 87点 | 76点 | 63点 | 58点 | 368点 |
数学が大健闘でした。しっかり解けるまで考えるという、学習スタイルの成果が表れています。
一方、英語の点数が心配です。普段から、相当苦手にしている生徒が一定数いることと、得意な生徒も当塾生は、大問4に精神的に足止めされた生徒が多かったです。夏の道コンや、秋以降の学力テストに向けて強化していきたいです。