先程、公立高校の合格発表がありました。
全員合格する年は、心の底から皆の合格を喜べるのですが、一人でも不合格者が出てしまう年は、合格者から連絡をもらい、お祝いの言葉をかけながらも、心底喜べない自分がいます。
今年は、我が子の受験もあって、塾講師としてだけではなく、親としても合否を受け止めなければならない年で、緊張しておりましたが、皆の合格を心から喜べる年となりました。受験生とご家族の皆さん、おめでとうございます。そして、ありがとうございました。
今年度の十勝全体の傾向として、難易度が高い、柏葉、三条、緑陽の受験を避ける生徒が多い中で、当塾の生徒は、三条高志望から柏葉高校志望へ変更する生徒も数人いて、最終的に19名中13名が柏葉高校を受験するなど、不合格者も生ずる公立高校普通科受験に挑みました。定員超過人数が例年より少なく、入試問題の難易度が高いため、道コンの合格予想ボーダーラインが低くなり、後に楽な入試と評価されるかもしれませんが、本日の合格を確認するまでの道のりは決して容易なものではありませんでした。受験勉強中は読解力重視の問題演習や、北海道学力コンクールの受験結果に、不安や悔しさを何度も感じながら、私が与えた課題だけではなく、自分自身で決めた課題にも取り組んでいました。厳しい試練を乗り越えて、受験する勇気を持てたことがまずは立派だと思います。本番では、昨年度が難しかったため、易しくなるという噂が飛び交っていたものの、結局は難易度が高く、自己採点の点数に自信が持てない生徒もいたはずです。大手塾発表のボーダーラインに絶望して、不安に駆られていた受験生に私がしたことは、当塾で学んだ生徒が、この問題に答えられていれば合格するはずだと思える問題に、どういった答えを書いたのかという質問でした。私はその解答を聞いて、自己採点の点数に自信が持てなくても、絶対に合格しているはずと確信しました。
甘い見立てが通用しない受験勉強でしたが、塾内では笑顔が絶えない学年で、同じ学校の生徒がいなくても、居心地の良い環境だったと思います。人に優しく、仕事に信念をもって取り組んでいらっしゃるご家族のもとで育ってきた子供たちが集まってくれたと感じていました。
明日は、コロナの影響でしばらく開催できなかった卒塾パーティーの復活です。焼肉楽しんでください。私も皆との時間を楽しみます。