6月28日、北海道教育委員会から、2024年の公立高校入試の平均点が発表されました。
<合格者の平均点>
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 | |
2022年 | 70.0 | 47.6 | 52.9 | 54.6 | 56.1 | 280.3 |
2023年 | 54.2 | 47.4 | 41.0 | 35.4 | 50.6 | 228.6 |
2024年 | 46.4 | 48.8 | 38.2 | 38.5 | 41.0 | 212.9 |
2022年と比較して、数学以外の平均点が下がっています。数学は高得点も取りやすい問題となっていますが、1時間目の国語が難化したため、2時間目の数学で、実力を発揮できていない生徒もいるようです。また、理科が難しいとショックと緊張で、英語のリスニングで混乱する生徒も出てきます。普段から、正答率が低かった入試問題などにも取り組み、そこで、自分以外の生徒も苦戦していることを体感しておくことも大切です。
2009年~2021年までの13年間、柏葉などが裁量問題で実施していた入試では、数学の平均点が一番低いことが10回、社会の平均点が一番高いことが10回ありましたが、今年度は、数学が一番高く、社会が一番低くなっています。私が指導してからどちらも初めてのことです。
<当塾の平均点>
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 | 合計 | |
2022年 | 82.0 | 65.8 | 78.1 | 79.1 | 75.6 | 380.6 |
2023年 | 69.9 | 73.5 | 65.8 | 59.1 | 74.2 | 342.5 |
2024年 | 72.2 | 77.4 | 64.8 | 72.6 | 70.6 | 357.6 |
記述問題や思考力問題への対策が功を奏しているのか、平均点の下落ほど点数は下がっておらず健闘しています。従来から、記述問題などは正答するまで取り組む指導を行っていますが、その授業スタイルが、現在の入試との相性がよいのかもしれません。「競争は煽らない。日々の問題に向き合う。」がモットーですが、ペンを握り問題に向き合う生徒達の協力があってこそできることです。