無念さを抱えながらも、努力と成長がもたらした銀メダル

 連日、朝のニュースはオリンピックの話題でもちきりですね。 選手たちのひたむきな姿や試合後のインタビューを観ていると、つい職業病で、自分の仕事や受験生の姿と重ね合わせて考えてしまいます。フィギュアスケートの坂本花織選手のコメントが印象的でした。 100%の力を出し切れなかった「無念さ」や「悔しさ」を滲ませながらも、これまでの歩みが銀メダルをもたらしたという「やり切った感」も同時に伝わってきたからです。

 技を磨いた者が集まる真剣勝負の本番というのは、緊張と集中の中で「魔物」や「女神」が現れるものです。入試でも同じで、普段以上の力を発揮する受験生もいれば、実力を出し切れない受験生もいます。同じように当塾で対策をしていても、結果が分かれるのは不思議なものです。

 だからこそ大切なのは、「調子が悪くても合格できるだけの力」をつけておくことです。以前、「これだけ力を伸ばしてきたのだから、たとえ熱を出しても柏葉に合格できるよ」と伝えていた受験生が、本番前日に高熱を出し、後にインフルエンザと判明したことがありました。それでも、伝えた通りしっかり合格を勝ち取りました。

 日々の学習の中で、「自分がやれることはやり切った」と胸を張って言える経験を積んでほしいと思っています。その積み重ねこそが、本番で自分を支える最大の力になります。

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