数学者との再会

 先週の金曜日に、現在京都大学所属で数学を研究している、卒塾生が顔を出してくれました。ようやくメキシコへの出発の日が決まりそうで、しばらく会えなくなりそうですが、もう一度くらい、現れる予感もします。スペイン語を勉強し、現地でも数学の講義をすることにもなりそうです。「ガンダム」が大好きで、ジブリのテレビ放送がある日は、塾を早退していた彼が立派な研究者になったものです。
 アカデミックな分野で研究している彼に会うと、私から質問をして教えてもらうことが多いのですが、今回は、「AIをどう活用しているの?」と尋ねると、自分の研究分野のフランス人数学者から紹介された「AIは数学者の優秀な副操縦士になる!」という論文を見せてくれて、自分の研究や、手紙の作成、論文の推敲などの活用例を教えてくれました。
 早速、夏期講習会に行う道コン過去問の英語で、”most important”という表現がリスニングで使用されていて、何故mostの前に”the”がつかないのか気になっていたのですが、彼にAIを駆使して調べてもらい、何度か質問を繰り返しながら腑に落ちる解にたどりつきました。「副操縦士=copilot(マイクロソフトのAIもこの名称)」というようにアシストが上手で便利なのですが、操縦士の知識・質問力・論理的思考力が必要だと痛感。
 お互いに、土曜日は午前中から予定があるため、明日の活動開始時間とアルコール分解に要する時間から求めた適量に0.8をかけて、巻きずしに、運よく定価で手に入った十四代をひっかけましたが、十四代が旨すぎました。ついつい、決めた容量を超えそうになりながらもなんとか我慢!「魔女の宅急便」を我慢できずに塾を抜け出した彼の成長をここでも感じました。

https://www.scientificamerican.com/article/ai-will-become-mathematicians-co-pilot/ 論文のURLです。

上部へスクロール