優しくも空気の締まった指導のもと、日々自分の目標を見据えた努力をするという経験ができた

小西 優禅 
札幌北高校 
東京大学 前期教養学部 理科二類 

入塾のきっかけを教えてください

 中学生になってから家から近い学習塾に通っていたのですが、所属していたテニスクラブの活動が忙しく通塾との両立が困難になった中1の夏に、学問のススメに通っていたテニスの友達から紹介してもらいました。自習時間が豊富で柔軟に学習の予定が組めることに魅力を感じ、入塾を決めました。

塾での思い出を教えてください

 学習面で印象に残っていることは、苦手科目の克服を努力したことです。私は国語と社会の点数が悪く、国語については勉強方法すらわからない状況でした。そこで受川先生にどうすればいいかお聞きしたところ、国語と社会の追加のテキストをいただきました。どちらも基礎的なもので、特に国語のテキストは論理的思考を鍛える小学四年生向けのものから始まり(少し屈辱でしたが)、これに取り組み、わからないところは何でも先生に質問して教えていただいたところ、入試まで実力をしっかり伸ばすことができ、とても良い成功体験になったと思います。伸ばした国語は高校でも得意科目のままでした。
 また、友達との交流も思い出深いです。ただのライバルではなく、理解できないところがあれば教え合い、休み時間になれば一緒に出かけてご飯を食べ、話す中で受験への不安を共有したりと、友達の存在は心の拠り所となっていて、友達が来ていることが塾へ自習しにいく理由の一つとなっている人も多かったのではないでしょうか。夏休みや冬休みには、みんなで勉強してためたポイントで焼肉やパーティーをするという企画もあり、学校の他にもう一つ仲の良いクラスに所属しているような温かい感覚があったのを覚えています。 受川先生をはじめとする講師の方々は、わかりやすい授業や質問対応だけでなく、生徒の視点、心情に寄り添った指導をしていただき、非常に心強い存在で、家にいるような安心できる環境でした。 

当塾での勉強を通じて今でも、役にたっていると感じることを教えてください

 先生の補助を受けながら高校受験のために膨大な量の問題を消化していく中で、自分の課題を一つずつ地道にこなしていく力が磨かれました。また、受験という壁を打ち破るために、先生の優しくも空気の締まった指導のもと、日々自分の目標を見据えた努力をするという経験ができたおかげで、自分を律する力もつきました。これらの力は、受験だけでなく日常のあらゆる面で役立ってくれており、この先も私を支える柱になってくれると思います。

*受川より
 難関大学の合格は、どんなに努力を積んでも、最後の最後まで分からないものです。東大合格発表の日は、私自身緊張していました。当日の午前中に、優禅君の着信を見た瞬間、この時間に連絡があるというこは、よしっ!と安堵しました。中学生の頃は、深く考えるタイプで、肘をつき手の掌に顔を預けながら、よく考えこんでいました。スピードで勝負するというより、しっかりと脳に刻み込み、理解したことを根をはるように広げ繋げていくタイプです。この学年の男子は、学校も成績も性格もバラエティに富んでいましたが、皆が仲よく勉強できたのは、優禅君の性格や学習態度が大きかったと思います。チョークの粉が舞うせいなのか?私は、授業中によく大きなくしゃみをするのですが、ワンテンポ遅れて、それに優禅君が、反応して、そのタイミングとスケールが絶妙で、よく大笑いが起きていましたが、同じ授業を受けている周囲の生徒よりも、自分で理解することに、集中していたからかもしれません。東京大学の話、帰省の際には、じっくり聞かせてくださいね。

 

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