中学1年生と2年生の道コン本番

本日は、第2回北海道学力コンクールの、中学1年生と2年生の実施日でした。

 後日受験で、まだ未受験の生徒も、全道にはいるでしょうから、細かい内容には触れられませんが、読解力重視で難化する入試問題を反映したものになっているようです。
 中学2年生は、昨年から通塾している生徒と、最近入塾した生徒が半々いるのですが、長期休みに当塾の課題に挑んできた生徒と、自分のペースで勉強をしてきた生徒との差が出ている状況です。
 中学1年生は、国語の問題で時間が足りなかった生徒がほとんどでした。年々字数が増加している入試の影響でしょう。個人的には、入試問題の難易度は下げなくてもよいが、国数英は時間を延ばして、最後まで終わらずに時間切れという生徒を減らすようにしてもいいと思いますが、短時間に正確に情報を処理できる能力が、学力の重要な要素であるという信条が日本の入試にはあります。
 初めて道コンの過去問を解き、その後答案を返却したとき、非常に悔しそうにしていた生徒がいました。その後、必死に道コンセレクションや追加の過去問に挑戦していました。本番の国語は、難しく思うような点数はとれませんでしたが、その後の4教科はすべて90点越えで、2教科は100点でした。努力の成果が結果に出て安堵しました。
 中1・2が道コンに取り組む中で、夏の課題に取り組む受験生もいます。中3生は休みなのですが、席が空いているなら勉強したいとの申し出がありました。国語と得意教科の英語の課題がすでに終了しているが、苦手な数学がまだ残っていて、平原祭り前に終わらせたいとのことでした。時折質問をしながら、8時間ひたすら解いていました。予定時間を延長しても目標のページにはいたりませんでしたが、悔しさと達成感の入り混じった様子で、私としては、受験生の成長の瞬間に立ち会えている気持ちになりました。
 難易度が高くなる勉強は、結果が保障されているものではありません。特に「どうせ…」という思いならなおのことです。しかし、諦めずに取り組む日々は、自己効力感を自ら育む日々となっていくことでしょう。  
 大人である私自身も、苦手なことは避けたくなるので、そういう気持ちは理解しつつも、生徒たちの頑張りを祈る毎日です。

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