中学3年生の学年末試験が終了しました。北海道学力コンクールを入れると、多い生徒で大きな試験が9回もあり、2学期は本当に大変な時期です。今年の当塾の3年生は、そんな辛い時期にも、休憩時間には笑い声も聞こえ、私の親父ギャグにも作り笑いで反応してくれて助かりました。
定期試験では、学年順位よりも、各教科で5(生徒によっては4)をとることが大事だと指導してきましたが、学力Cテストの時とは、別の中学校で、当塾の生徒が学年1位~3位となりました。入塾後、初めての10番以内に入った生徒が3位をとってくれました。普段「順位にこだわらないように」と生徒には伝えていますが、やはり生徒たちのよい結果は嬉しいものです。
学校の授業内では、扱いが少なかった難易度の高い問題も、塾用の教材にはあり(実は学校のワークにもあります。)、定期試験にそのような問題が出るか出ないかは、疑問でしたが、やるべき問題と意識して、取り組んだ効果があったようです。
中学校での最後の試験の結果に、満足できた生徒、悔しい思いの生徒、取り組みの甘さに反省が必要な生徒がいるとは思いますが、それぞれの思いを糧にして、3月の入試本番に向けて頑張ってください。
私自身の学年末試験の思い出では、目標としていた、学年1位がとれなかった悔しさと、それでも、過去最高の2位となれた達成感の入り混じった複雑な思いを糧に、入試本番へ猪突猛進しました。
子どもたちには、あらゆることを通じて、その時々の「思い、情」というものを味わってほしいと思います。
以前、塾で朝から夕方までたっぷり勉強した後に、「家で味噌汁飲むとほっとする」と吐露した生徒がいました。また、入試問題の質問で、説明しても理解ができず、30分以上かけて、講師3人がかりで教えても納得できず、翌朝にお母さんから電話があり、「枕にいっぱいの涙の染みがついていた」と報告を受けた生徒もいます。頑張った後の家庭での安心感や家族への感謝。思い通りにいかないことへの悔しさやあせり。こういった「思い、情」は、自分の人生を豊かにしてくれる礎の一つになっていくのだと思います。