合格報告

 先程、当塾に中学時代に3年弱通塾し、札幌北高校へ進学したOBから電話がありました。「東京大学理科二類に合格しました。」という嬉しい報告でした。硬式テニスとの両立のために、当塾へ転塾し、大会や練習の関係で忙しい中でも、個別学習の利用や、家庭で取り組んだ内容を塾で添削しながら日々の学習を取り組んでいました。テキストを添削しながら、解答の丁寧さに感心したことを今も覚えています。

 同じ中学の生徒が自分しかいない中で、他中の生徒とも友好を深め、ライバル視されながらも、落ち着いた情緒で塾の教室に安心感をもたらしてくれていました。

 個人塾として、高校受験対策一本に絞っているため、ここを卒塾した生徒たちは、ある生徒は独学で、また、ある生徒は高校生用の別の塾を利用しながら勉強しています。よく、「学問のススメの高校バージョン」があってほしいと、卒塾生が言ってくれたりはしますが、私には高校部を運営する余力がないのと、若い時期に同じ先生がずっと指導するのもいかがなものかという思いもあって、これまで通り高校受験対策一本で塾を運営していく所存です。ただ、大学受験で第一志望には合格できなかった悔しい報告もあるので、力になれずに申し訳なく感じることもあります。

 4月から、当塾の卒塾生が、東大、京大、東北大、北大、畜大、札医大、旭医大、慶應大、早稲田大、立命館大など日本各地の大学生として、自分の将来像を思い描きながら、学生生活を送っていることになります。中には、日本の数学の発展のために海外への国費での留学が決まっている名物OBもいます。

 学生として、すでに社会人として、自分自身の生活を送っている卒塾生の皆から、私自身の知らない世界を、若く瑞々しい感性で感じたことを、聴かせてもらえることを楽しみに待っていますので、塾に顔を出せるときは、是非出してくださいね。

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