大多数の中学1年生や2年生はこの時期に学力テストと後期中間テストがあります。どちらのテストも前期のテストよりも、難しく感じる生徒が多いようです。テストの点数が悪く、親子会議になった際に、勉強の仕方が分かっていないという結論になることもあり、ご要望に応えるべくアドバイスをするのですが、だいだいそういう生徒は、塾で普段から勧めている勉強方法を実践していないことが多いものです。もし、このブログを読んでくださっている同業の方がいたら共感していただけると思います。「そして、アドバイスしても、実践してもらえないことが多いよなあ…」という思いが頭をよぎっているでしょう。
当塾では、塾で用意した教材を、自分で解き切るスタイルを推奨し、授業後の補習時間や、放課後や土日に、質問しながら勉強できる場を設け、ただ答えを教えるだけでなく、自力で解く時間も大切にしています。このスタイルには手間がかかりますが、自分で理解したい生徒には居心地がよく、学習効果も高いです。
塾で配布している教材に、子供の努力の痕跡が感じられなければ、先ずは、当塾の学習スタイルに合わせる努力をしてほしいものです。
一方、塾のカリキュラムをコンプリートしながらも生徒本人から、アドバイスを求められることも多くあります。この場合は、いい勉強方法だけど、全員に強制できないような、学習方法を提案し、お勧めのテキストをプレゼントするのですが、抜群の効果をあげてくれます。
アドバイスを糧に成長できる者と、一時の避難として利用する者の差は、おそらく勉強以外のあらゆる分野でも散見されるのだと思いますし、同じ人でも、得意分野か苦手分野かで180度違ったりもして、その両極端な個性、両方が本人そのものなのでしょう。